1. ローザンヌ大学での論文一本目が Evolutionary Applications にて掲載されました。
以下、簡単な解説。
微生物の中には環境中の有害物質の除去など、 有用な機能を持つものがいます。しかし、 微生物はその世代時間の短さゆえ、すぐに進化し、 その有用な機能が失われうることが報告されています。そこで、微生物にとっても有害な物質 (例えば、重金属など)を分解する場合について、数理モデルを用いてどのような培養方法を用いれば微生物の進化動 態を制御でき、この問題を回避できるかを検討しました。その結果、環境に流入する有害物質の濃度を制御することで、この問題を解決できることを示せました。